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2014
04.28

17回目 酒蔵の経営

Category: 日本酒
DSC03649.jpg

いい季節になって、庭の灯籠に灯りを入れてみた。

写真が下手やからうまく伝わらへんけど、なかなかの雰囲気やで~。

お酒を造って瓶詰め販売してた頃は、庭なんて眺めてる余裕なかったなあ。


話は突然変わって、タイトルの本題に戻るけど、

国税庁は毎年「清酒製造業の概況」っていうものを公表している。

造り酒屋は、規模にかかわらず、間接税である酒税の関係で財務省の管轄やねん。ようは、税務署にいつも見張られてる感じやね。

せやから、国税庁の調査となると、たとえアンケート的なものでも、包み隠さずきっちり回答するよう教育されてる。

そういうわけで、全国の酒屋の経営状態がほぼ正確に浮かび上がってくる。

同じ造り酒屋といっても、一升瓶換算で、年間数万本しか売ってない酒屋と、数千万本規模の酒造メーカーがある。

この数が全部で現在約1,600蔵あって、それぞれがブランドを持って、同じ土俵で勝負してる。

こんな業界めずらしいのと違うかなあ。

そんな中、小さい蔵は価格競争で淘汰された時代を経て、付加価値商品に活路を見いだして現在に至ってるわけやけど、

数としては6割が家族経営の零細企業というのが現状やね。

戦後昭和の時代は、「桶売り」言うて、自分のブランドで売れなくても、大手の下請け工場のような形で、小さい蔵でもそれなりに経営してた。

平成に入って、だんだん日本酒が売れんようになって、大手は桶買いを止めてから、下克上戦国時代が始まったわけやね。

ひとたまりもなく価格競争で吹き飛ばされた蔵や、一方で純米吟醸酒で大手メーカーを見下ろす蔵も現れた。

ただ、出荷量では大手17社が全体の55%を売ってるのが現状やね。

一方、6割の零細蔵で、日本酒全体の量の5%しか造ってない。

大きさで企業の価値は計られへんとは言え、経営が安定してない小さい蔵は多いねんな。

大きい蔵も、大衆酒としての日本酒の低迷と相変わらずの価格競争の中、蔵の数が最盛期の半数以下になった今でも、ますます経営が圧迫されている。



長州の蔵(獺祭やけど)が、純米大吟醸が売れすぎて、原材料の兵庫県の山田錦のを買い占めて、供給が間に合わへんって記事見たけど、これってどうなん。

兵庫の山田錦は、もともと灘の酒蔵にとっては「宮水」と並ぶ命と違うの。

もともと、兵庫山田錦は契約栽培で、以前は他の酒蔵が手に入れたくても、簡単にはわけてもらえへんかったんと違うの?

何を言いたいのか、ようわからんようになってるけど。

兵庫の山田錦は、注文したらそれでどうぞって売ってくれるようなものと違うかったはずや。長州の蔵だけやなくて、全国の酒蔵が「兵庫山田錦」を欲しがるのは、なんか安易な気がするわ。灘はなんで守らへんの。

灘の大手こそ、「兵庫山田錦純米大吟醸」を製造の中心に据えたらええのと違うの?何とか丸と違うて。漁師さんはもっとええ酒似合うで。


なんか蹴散らされた側の、わけのわからん愚痴になってしもたけど。

なんか極端な気がするねん。みんながみんな同じ銘柄追い求めるって、なんなん?

ほんまにみんな、米を半分以上も捨ててしまう純米大吟醸がのど越しいいん?そんな贅沢好きなん?あんまり偏りすぎてない?

普段食べてるお米で、丁寧に造った純米酒の濁り酒なんか旨いけどなあ。

テレビとかに出てるもんは、よう(良く)見えるのはわかるけど。芸能人の飲んでる酒は、美味しそうに見えるのもわかるけど・・・・。

大手企業はまあ勝手に頑張ってもらうとして、せっかくここまで残ってきてる地元の酒屋に、ちょっとでも注目したってほしいなあ。

なにも「爆発的に売れるようにしたってくれ」って言うてないねんで。

それもなんか下品やしな~。





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コメント
そのとおりです。
山田の半分以上を削る純米大吟醸なんか飲まんでも、もっと味わいのある酒がいっぱいあるよな。

奈良県にもいい米があって、それを呑んでほしい。

山田と備前雄町にこだわらんでも、風の森のキヌヒカリはうまいよなあ。アキツホもいい。

6割が零細企業なんですね。

香川の凱陣っていう酒蔵に何度か行ったことがあって、4時から営業しますって書いてあるの。。。

三度目に、かみさんとお話しできて、仕込みをしているので、営業がその時間になるんですということだった。
ほんと家族企業なんですね。

このかみさんとの話が15時30分。
30分早いけど、大阪から来たって言ってるんやから、なんか売ってくれてもええんちゃうん?
とあとで思いました(笑)

結局、その日は川鶴と国粋だけでした。。。
どちらも素晴らしい。

だいたい日本人が我が国の酒を飲まなくなってきたというのが最大の危機でしょうね。

地酒人口が多ければ、もちっと味のわかる人も多くなりそうですよね。

宣伝とか金賞だとか、そういうのに紛らわされずに、本当の酒造りをしている蔵を探す人って少なくなりましたよね。

土曜日、宇陀郡の岡野酒造さんを訪問してきました。
もうあそこでは造ってないのですね。
広陵蔵のお世話になっているとか。
仕方ない現実であり厳しい現実です。

岡野さんにいく途中、三重県三杉の稲森酒造の前を通りましたが、ここもおやめになられたそうです。

家族企業の酒蔵をこれからも応援しよっと。
とーるdot 2014.04.28 22:19 | 編集
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