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2014
03.19

8回目 きき酒

Category: 日本酒
DSC03956-2.jpg

 
日本酒のきき酒は、銘柄を当てることやと思ってる人がいるけど、そんなん当たるわけないやん。
そりゃ例外的に、いつも飲んでる酒がたまたま出てきたらわかるかもしれんし、たまたま飲んだことある酒と同じ印象の酒出てきて、それがたまたまその酒やったということはあるし、推理ゲームのように当てられることがあるかもしれん。

当てられたら、それはそれですごいけど、あくまで「たまたま」としか思われへんねんなあ。

ソムリエの中には、ワインの風味の特徴を細部まできき分けて、ブドウ品種と国や地域特性や熟成具合などから推測して、ほぼ当てることができる人がいてるようやけど、日本酒は無理やと思う。

その最大の理由は、日本酒は、ワインと違って、原料米が蔵元の地元で収穫されたとは限らんことと、2回目で書いたけど、米による特徴がわかりくいことや、酵母もそんなに種類があるわけやないから、地域や酒蔵によって、個性がそれほど際立たってへんからやねん。ほんま、多少あっても、目指すのが全国新酒鑑評会の金賞や、っていう酒屋が全国に多いから、結局は、目指す目標が狭くなんねん。鑑評会についてはまた書くことにするわ。


そんなこんなで、銘柄を当てることとか、もっと言うて、銘柄を覚えることはあまり大事なこととは思われへんねん。


よく、十四代が一番とか、やっぱり八海山やとか、今は獺祭や、とか言う人おるけど、確かにすごい銘柄やけど、それがすべてというわけでもないし、飲んだ酒が、その銘柄のどんなクラスの酒のことなんか、覚えてない人がほとんどやねんな。

一本1,000円の酒と10,000円の酒を同じ土俵で比べてるのも、よく見かける光景やね。どうかと思うわ。


そしたら、きき酒って何やねんということになるわなあ。

普通は蔵で酒の出来具合を確かめたり、販売者が善し悪しをみたりするもんやけど、消費者の場合は好みを探るということになるわけやね。お酒を買うときは、出来れば、きき酒させてくれるとこがええわな。

その時、気をつけなあかんのは、金賞とか世間の評判や、販売する方の意見は参考程度にすべきで、あくまで自分の感覚を大切にすることやね。

その時むずかし考えんと、自分が好きかどうか、合わせる料理と喧嘩しないかどうか、値段に見合ってるかどうか、ぐらいでいいのと違うかなあ。

あと、生か火入れか、米の磨き歩合はどうか、吟醸造りかどうか、純米か本醸か、確かめるかなあ。

ちょと踏み込んだら、感じた香りや味が、どういう要因からきてるのやろと、考えてもらえたらうれしいね。

そんなことを繰り返すうち、自分の好きなお酒はどういうものか、イメージできれば最高やわ。

せやけど、たまには自分の好みから外れたものも試したら、新しい発見があるかもしれんから、いろいろやってみて。

日本酒は、個性出すのがむずかしい部分もあるねんけど、それが悪いと言うてるのやなく、それでこそ蔵の個性が発揮できる部分があると思うねん。

そこに、きき酒の醍醐味もあるし、微妙な違いを感じることが、日本人にしか出来ないところの、日本酒を味わう楽しさやと思う。

全国の造り酒屋が、飲み手に向かって、もっと蔵の個性を全面に出してアピールしてくるようになったら、銘柄覚えてもいいかもしれんなあ。「金賞もらいました」ってばっかり違って。

せやけど、どっかの店で、置いてない銘柄をわざわざ指定したり、自分がどっかで調子のええ時、飲んでうまいと思うた酒か、もっと言うたら、誰かに一口すすめられた酒を、日本一のように言うのはやめてや。かっこ悪いわ。

他の酒飲んだことないんかって、周りの人思てるで~。



それから、「きき当て遊び」とかしたかったらバーに来てくれたら出来るで~。

あと、きき酒選手権に出ようという人は、本格的な練習も出来るし、傾向と対策教えれるで~。奈良県の人限定やけど。

でも、いい成績取ったから言うて、偉そうにせんといてや。また、今度書くけど、あの「きき当て能力」は、お酒の理解のほんの一部でしかないんやからね。


きき酒に用いる言葉はこちらを参照してみて                                       
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コメント
そうそう、きき酒、本来の意味を知っている人いないですね。
金賞受賞もちょっと見苦しいときありますね。
売れないと話にならんからある程度は仕方ないですけど、それのために特別の酒を造っているのもちょっと考え物。
金賞受賞のラベルが貼ってあるのは、とりあえず買わない(笑)

遠いところの有名な酒を買うより、もっと近くていい酒がある。大阪、奈良だけでも、いっーーーぱいいい酒があります。
とーるdot 2014.04.22 15:56 | 編集
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